恋の♡魔法のチョコレート
まぁまさか、二度目のあれをする日が来るとは自分でも思ってなかったよ。
でも1回やっちゃってるからね、2回目はなんの躊躇もなくスムーズにキレイな仕上がりだったと思うの。
「小鳩様、わたくしにお菓子の作り方を教えて頂けないでしょうか…!!!」
部活が始まる前の家庭科室、どこから見ても美しい柳澤詩乃の華麗なる土下座ととくとご覧あれ。
「…プライドないんですか」
「ねぇお願い!オージ先輩に頼まれたの、そんなの断れるわけないじゃん!食い気味でOKしちゃうに決まってるじゃん!」
泣きついて小鳩にしがみついた。
「浅はかすぎます」
ペッと捨てられるように剥がされたけど。
「小鳩ぉ~っ!」
眉間にしわを寄せて蔑んだ目で見られてるのはわかってたんだけど、私も引き下がるわけにはいかなくて。
これはチャンスなんだ、私の人生最大のチャンスここに来る!
オージ先輩とお近付きになれるチャンス…!
「なんでも小鳩のお願い聞くからっ!」
パンッと手を合わせ、力を込めて訴える。
もうプライドなんてとうの昔に捨てた、何だってやる勢いなんだら。
「…なんでも」
あの小鳩が食い付いた。
私のことなんか無視で部活の準備を始めていた手が止まった。
「なんでも!なんでもします、させてください!」
もうあとは押すだけ、振り切って。
小鳩が首を縦に振るまで諦めない…!
でも1回やっちゃってるからね、2回目はなんの躊躇もなくスムーズにキレイな仕上がりだったと思うの。
「小鳩様、わたくしにお菓子の作り方を教えて頂けないでしょうか…!!!」
部活が始まる前の家庭科室、どこから見ても美しい柳澤詩乃の華麗なる土下座ととくとご覧あれ。
「…プライドないんですか」
「ねぇお願い!オージ先輩に頼まれたの、そんなの断れるわけないじゃん!食い気味でOKしちゃうに決まってるじゃん!」
泣きついて小鳩にしがみついた。
「浅はかすぎます」
ペッと捨てられるように剥がされたけど。
「小鳩ぉ~っ!」
眉間にしわを寄せて蔑んだ目で見られてるのはわかってたんだけど、私も引き下がるわけにはいかなくて。
これはチャンスなんだ、私の人生最大のチャンスここに来る!
オージ先輩とお近付きになれるチャンス…!
「なんでも小鳩のお願い聞くからっ!」
パンッと手を合わせ、力を込めて訴える。
もうプライドなんてとうの昔に捨てた、何だってやる勢いなんだら。
「…なんでも」
あの小鳩が食い付いた。
私のことなんか無視で部活の準備を始めていた手が止まった。
「なんでも!なんでもします、させてください!」
もうあとは押すだけ、振り切って。
小鳩が首を縦に振るまで諦めない…!