恋の♡魔法のチョコレート
テストが終わればもうすぐ冬休みで、延期になっていた文化祭の打ち上げが今日やっと開催される。
部活がないと小鳩に会うことがなくて、お昼に行ってた保健室もなんとなく行きにくくて疎遠になっていた。
「はぁ~~~~~~~…」
なのにずーーーっと小鳩のこと考えてる私の頭どーなってんの…っ
机に伏せながら声まで出ちゃった、ここ教室なのに。
ホームルームも終わってみんな部活やらなんやらでどんどん帰って行ってるけど。私もこれから部活なんだけど、打ち上げなんだけど。
「詩乃っ、どうしたの?」
それに気付いた咲希が前の席に振り返るように座った。
「めっちゃ声漏れてるよ?」
「…すくって戻して」
「自分で吸い込んで!」
むくっと顔を起こした。おもっきし突っ伏してたから変な顔してたかもしれないけど、まぁいいか咲希だし。
「あ、起きた」
「……。」
「何かあったの?」
「………わかんない」
「え?」
わかんない、自分でもわかんない。
なんでこんなに小鳩のこと考えて頭ぐるぐるさせてるんだろう。
なんで…
「咲希、あのね」
「ん?」
「文化祭の日、オージ先輩に告白されたの」
「え!?」
「でも断っちゃった」
「えぇ!?」
なんで、そんなこと言っちゃったのかな。自分でもわからない。
「…なんで断っちゃったんだろう」
もう一度顔を伏せた。
頭がぐるぐるして心がモヤモヤする。
何度寝てもスッキリしないこの感情は何なの?
「それって…、もう詩乃はわかってるんじゃないの?」
「え?」
顔を上げると咲希がくすっと笑ってた。
「ちょっと考えたらわかることじゃない?」
「わからないよ!だってずっとオージ先輩のことが好きだったんだよ!あんなに追いかけてたのに、もう二度とないよこんなチャンス!!」
近付きたくて必死だった。
オージ先輩を見るとドキドキして、キラキラした気持ちになって、いつか隣に並びたいって…
思ってたはずなのに。
「…あの気持ちは何だったのかなっていうか。え、こんな切り替え早い?みたいな…私って何なの!?みたいな!」
「詩乃、落ち着いて」
どこからか風が入ってくる。窓は閉まってるのに、すきま風かな。
部活がないと小鳩に会うことがなくて、お昼に行ってた保健室もなんとなく行きにくくて疎遠になっていた。
「はぁ~~~~~~~…」
なのにずーーーっと小鳩のこと考えてる私の頭どーなってんの…っ
机に伏せながら声まで出ちゃった、ここ教室なのに。
ホームルームも終わってみんな部活やらなんやらでどんどん帰って行ってるけど。私もこれから部活なんだけど、打ち上げなんだけど。
「詩乃っ、どうしたの?」
それに気付いた咲希が前の席に振り返るように座った。
「めっちゃ声漏れてるよ?」
「…すくって戻して」
「自分で吸い込んで!」
むくっと顔を起こした。おもっきし突っ伏してたから変な顔してたかもしれないけど、まぁいいか咲希だし。
「あ、起きた」
「……。」
「何かあったの?」
「………わかんない」
「え?」
わかんない、自分でもわかんない。
なんでこんなに小鳩のこと考えて頭ぐるぐるさせてるんだろう。
なんで…
「咲希、あのね」
「ん?」
「文化祭の日、オージ先輩に告白されたの」
「え!?」
「でも断っちゃった」
「えぇ!?」
なんで、そんなこと言っちゃったのかな。自分でもわからない。
「…なんで断っちゃったんだろう」
もう一度顔を伏せた。
頭がぐるぐるして心がモヤモヤする。
何度寝てもスッキリしないこの感情は何なの?
「それって…、もう詩乃はわかってるんじゃないの?」
「え?」
顔を上げると咲希がくすっと笑ってた。
「ちょっと考えたらわかることじゃない?」
「わからないよ!だってずっとオージ先輩のことが好きだったんだよ!あんなに追いかけてたのに、もう二度とないよこんなチャンス!!」
近付きたくて必死だった。
オージ先輩を見るとドキドキして、キラキラした気持ちになって、いつか隣に並びたいって…
思ってたはずなのに。
「…あの気持ちは何だったのかなっていうか。え、こんな切り替え早い?みたいな…私って何なの!?みたいな!」
「詩乃、落ち着いて」
どこからか風が入ってくる。窓は閉まってるのに、すきま風かな。