結ばれてはいけない御曹司に一途な想いを貫かれ、秘密のベビーごと溺愛されています

「ああ……理仁さん……」

「……焦らなくていい。ひとつずつ教えてあげるから」

そう言って彼は、私を極限まで昂らせ、踊り方を教えてくれた。

初めての恋、初めてのキス、初めての――。

それはとても浅はかで罪深いものだったけれど、私たちに後悔などひとつもなかった。



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