美しきハイスペ御曹司は、今日も彼女を溺愛する
「僕の方こそ!
こんな可愛い季帆ちゃんと結婚できるなんて、とーっても幸せ!!
………………ありがとう!!」



季帆が振り返る。

神威が、季帆の頬に触れゆっくり顔を近づける。
ゆっくり季帆の目が閉じて、二人の口唇が重なった。



季帆は、ずっと疑問だった━━━━━

どうして神威くんは、私を選んでくれたのだろうと。



神威は言う。
「んー?
どうしてって、理由なんかないよ。
季帆ちゃんを初めて見て、目が離せなくなって、心が離れなくなって、一人占めしたいと思うようになったんだから。
理由は僕にもわからない。
ただ、季帆ちゃんじゃないと嫌なんだ。
恋人も、キスも、エッチも、結婚も全部………!
季帆ちゃんじゃないと、ダメなんだ………
季帆ちゃんがいい!!
ただ、それだけ!」







西洞院 神威。
美しいルックスと、モデルのようなスタイルを持つハイスペ男子。

甘えるような声と、柔らかく優しい雰囲気の少年のような可愛さを持つ。





これは━━━━━━━
そんな神威と、純粋で控え目な地味子・季帆の恋の話。




「季帆ちゃん、可愛い~!」

今日も神威は、季帆を溺愛する。







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