イケボ歌い手がグイグイ来る
「で、…………」


低く呟かれた言葉にぱっと顔を輝かせる。





「そうなると、ナコさんの回りを固めて逃げ道をなくすしか方法が……」



サァァァァ

と本日2度目の血の気の引く音。


そして悪寒。



耳を疑ってその顔を凝視する。



あくまでも真剣な表情で、わたしの肩を話して、ぐ、と拳を見せてきた。



お、おぅ……


…………?
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