花火が散ったら…

出会い

『あ〜はなにあゆ!!』

ゆうサンは切れ長の目と大きい口がすごく魅力的だといつも思う…

『こんばんわぁ。』

『もぅみんな来てるからぁ〜、上がって!』

『おじゃましまぁす!』

玄関には男物の靴が何足かやっぱりあった。 

中にはゆぅサンの友達のりかサンと4人の男がいた。 

『よっ!久しぶりぢゃぁん!!』
りかサンは肩に墨が入っていていつもかっこいいや…

『りかサン〜あゆまた浮気されたのぉ』

早速あゆが泣き付く。 

『まぁ今日は飲も!!』

『はなも大変だなぁ』
ゆぅサンが私にこそっと言った。 
私は笑っておいた。 


適当に座り、自己紹介。 
いかにも遊んでます!ってな感じの男だった。 

鼻ピとツンツン頭のしんサン。 チャラい感じでテンションが異様に高い、あっクン。 
りかサンみたいに墨が入ってちょっと怖い感じの、こぅじサン。 
ギャル男でサングラスをかけたナオトサン。

男の自己紹介が終わった所でゆぅサンが私とあゆの話をした。 

『こっちのショートがあゆで巻いてんのがはな!
マヂ超かわいいっしょ!』
いやいや…まぁうちら分かってますんで…(笑)

飲み始めて数分で分かった事。ゆぅサンはしんサン狙い。 
べったりしてる。 

タカにメールを打ちながらも飲みが好きな私はそれなりに楽しんでいた。
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