未来が見えなくても…
それから、てるのツレの家のたまり場に
よく行くようになった。
男女でタマって遊ぶ時間は、とても楽しかった。

そのうち、私は高校を辞めた。

カラオケ店で仕事を始めたが、夜は遊びに行くので父子家庭である我が家の父親は
私の事を心配ばかりしていた。

父親をうっとおしく感じ、関係は悪くなっていった。
出て行った母親とは会っていなかった。
なぜなら、男と住んでたし、母親のお腹には赤ちゃんがいたから。
私は、まだまだ大人の都合を理解できない年齢だった。

母親は私を置いて出て行った…ほんとは連れて行ってほしかったのに…

だけど、そんな話しをてるにはしなかった。
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