弁当箱
………やってしまいました…。
今から約1分前…。
私は家から持ってきた弁当箱を地面の上にひっくり返してしまいました…。
………全滅です…。
中庭なため、草・土などが多くついてしまっています。
慌てすぎたせいです…。
中庭に向かう途中で体調を悪くしている後輩さんと出会い、保健室まで連れて来ましたが、保健室の先生は不在。
戻ってくるまで後輩さんに付き添って居たのですが……保健室の先生が戻ってくるのが遅く、昼休憩終了まで残り10分に……。
急いで片付けないと…。
「触るな!!!」
霧関…先生?
霧関先生は2学年の数学の先生で、教えてもらっているのですが、話した事は一度もないため、私の事は覚えてないかもしれません。
霧関先生は私に近付いてくると、持っていたコンビニ袋を私に差し出す。
「これを食べて早く教室に戻りなさい」
「これは……霧関先生の昼食じゃ…」
「あんパンと牛乳だが、何も食べないよりはマシだろう。
弁当箱は先生が片付けておく」
「そんなの駄目です!
自分で片付けないと」
「今やるべき事は手を汚す事じゃないだろう? 豊緋…。
ここは先生に任せなさい!!」
今から約1分前…。
私は家から持ってきた弁当箱を地面の上にひっくり返してしまいました…。
………全滅です…。
中庭なため、草・土などが多くついてしまっています。
慌てすぎたせいです…。
中庭に向かう途中で体調を悪くしている後輩さんと出会い、保健室まで連れて来ましたが、保健室の先生は不在。
戻ってくるまで後輩さんに付き添って居たのですが……保健室の先生が戻ってくるのが遅く、昼休憩終了まで残り10分に……。
急いで片付けないと…。
「触るな!!!」
霧関…先生?
霧関先生は2学年の数学の先生で、教えてもらっているのですが、話した事は一度もないため、私の事は覚えてないかもしれません。
霧関先生は私に近付いてくると、持っていたコンビニ袋を私に差し出す。
「これを食べて早く教室に戻りなさい」
「これは……霧関先生の昼食じゃ…」
「あんパンと牛乳だが、何も食べないよりはマシだろう。
弁当箱は先生が片付けておく」
「そんなの駄目です!
自分で片付けないと」
「今やるべき事は手を汚す事じゃないだろう? 豊緋…。
ここは先生に任せなさい!!」