課長に恋するまで
「一瀬君が不安に思うのもわかります。石上君にも反対されました。だけど僕は一瀬君が適任だと思ってる」
自信たっぷりの表情を課長が浮かべた。
少しも揺らいでない、熱い目をしていた。
そんな目で課長に見られたのは初めてだ。
「どうして私が適任なんですか?」
「まず一番に信頼ができます。そして課の中で一番、一瀬君がコミュニケーションが取りやすい」
課長そんな風に私の事を見てくれていたんだ。
間宮とか鈴木さんの方が課長と親し気に話しているようだったから、私とはコミュニケーションが取りづらいのかと思っていた。
信頼してもらっているのは嬉しいけど……。
でも、私にできるのかな。
「プロジェクトリーダーと言いましたが、指示は僕が出すから心配はいりません。僕の補佐をしてくれれば大丈夫です。まあ、パートナーだと思ってもらえればわかりやすいですかね」
「課長のパートナーになって欲しいという事ですか?」
「そうです。関係各所との調整をするのが主な仕事になると思います。石上君の下でやってるのとそう変わらない仕事だと思います。会議とか、社外に出る事は多くなりますが」
課長の補佐か。そう考えればできそう。
イメージが見えて来て、不安が減った。
だけど、今以上に課長と関わる事になる。
嬉しいけど辛いかも。
自信たっぷりの表情を課長が浮かべた。
少しも揺らいでない、熱い目をしていた。
そんな目で課長に見られたのは初めてだ。
「どうして私が適任なんですか?」
「まず一番に信頼ができます。そして課の中で一番、一瀬君がコミュニケーションが取りやすい」
課長そんな風に私の事を見てくれていたんだ。
間宮とか鈴木さんの方が課長と親し気に話しているようだったから、私とはコミュニケーションが取りづらいのかと思っていた。
信頼してもらっているのは嬉しいけど……。
でも、私にできるのかな。
「プロジェクトリーダーと言いましたが、指示は僕が出すから心配はいりません。僕の補佐をしてくれれば大丈夫です。まあ、パートナーだと思ってもらえればわかりやすいですかね」
「課長のパートナーになって欲しいという事ですか?」
「そうです。関係各所との調整をするのが主な仕事になると思います。石上君の下でやってるのとそう変わらない仕事だと思います。会議とか、社外に出る事は多くなりますが」
課長の補佐か。そう考えればできそう。
イメージが見えて来て、不安が減った。
だけど、今以上に課長と関わる事になる。
嬉しいけど辛いかも。