課長に恋するまで
「実は社食が休みで、それで」
課長を定食屋に案内するまでの経緯を話した。
「それで、今日はお弁当だから、私だけ失礼したんですけど、石上に空気読めって怒られちゃって。確かに案内した私が店に行かないって、冷静に考えたら、課長に失礼だったんじゃないかと落ち込みまして」
「大丈夫よ。だって社食も定食屋も予定外だったんでしょ?
課長のお昼の予定が急にキャンセルになって課長と社食に行く事になったってさっき言ってたよね」
「まあ、そうですけど」
「一瀬ちゃん、何も悪い所ないわよ。課長だって気にしてないと思うわよ。石上君たちもいるんだし。課長を一人、置いて来た訳じゃないんだし」
「大丈夫ですかね」
「大丈夫、大丈夫」
鈴木さんが聖母のような慈悲深い笑顔を浮かべてくれた。
「まあ、石上君も主任になったばかりだから、新しい課長と上手くやりたくて、張り切ってるのよ。それで空気読めって言っちゃっただけよ」
鈴木さんの言葉に気持ちが浮上した。
さあ、お弁当の肉巻きを食べよう。
課長を定食屋に案内するまでの経緯を話した。
「それで、今日はお弁当だから、私だけ失礼したんですけど、石上に空気読めって怒られちゃって。確かに案内した私が店に行かないって、冷静に考えたら、課長に失礼だったんじゃないかと落ち込みまして」
「大丈夫よ。だって社食も定食屋も予定外だったんでしょ?
課長のお昼の予定が急にキャンセルになって課長と社食に行く事になったってさっき言ってたよね」
「まあ、そうですけど」
「一瀬ちゃん、何も悪い所ないわよ。課長だって気にしてないと思うわよ。石上君たちもいるんだし。課長を一人、置いて来た訳じゃないんだし」
「大丈夫ですかね」
「大丈夫、大丈夫」
鈴木さんが聖母のような慈悲深い笑顔を浮かべてくれた。
「まあ、石上君も主任になったばかりだから、新しい課長と上手くやりたくて、張り切ってるのよ。それで空気読めって言っちゃっただけよ」
鈴木さんの言葉に気持ちが浮上した。
さあ、お弁当の肉巻きを食べよう。