課長に恋するまで
「一瀬君」
目が合って、今朝の夢が過る。
少し気まずい。
「書類のチェックお願いします」
書類を受取り、確認する。
不備はなさそうだ。
「課長」
書類に目を通しているとまた呼ばれる。
「はい?」
書類に視線を落としたまま返事をした。
「あの、良かったら、これ、どうぞ」
これ?
渡されたのは錠剤だった。
錠剤の包みには頭痛薬とある。
なんでわかったんだろう。
「余計でしたか?」
不思議に思って、一瀬君の感情の読めない顔をじっと見てると言われた。
「いや、正解」
一瀬君が口の端を上げて、控えめな笑みを浮かべた瞬間、可愛いと思ってしまった。
「良かったです」
そう言って一瀬君は嬉しそうに席に戻って行った。
嫌ってたんじゃないのか?
一瀬君がよくわからない。
目が合って、今朝の夢が過る。
少し気まずい。
「書類のチェックお願いします」
書類を受取り、確認する。
不備はなさそうだ。
「課長」
書類に目を通しているとまた呼ばれる。
「はい?」
書類に視線を落としたまま返事をした。
「あの、良かったら、これ、どうぞ」
これ?
渡されたのは錠剤だった。
錠剤の包みには頭痛薬とある。
なんでわかったんだろう。
「余計でしたか?」
不思議に思って、一瀬君の感情の読めない顔をじっと見てると言われた。
「いや、正解」
一瀬君が口の端を上げて、控えめな笑みを浮かべた瞬間、可愛いと思ってしまった。
「良かったです」
そう言って一瀬君は嬉しそうに席に戻って行った。
嫌ってたんじゃないのか?
一瀬君がよくわからない。