課長に恋するまで
月曜日、昼に会食の予定もなかったので、自分で作った弁当持参で会社に行った。本社に来てから初めてだ。
長野にいた時は週の半分は弁当を持参していた。
真一が高校生だった時まではそのついでに自分の分も作っていた。同じおかずを食べる事で子どもと繋がっている気がして嬉しかった。
「課長、お弁当ですか?」
弁当を持って休憩室に入ると、鈴木さんに言われた。
休憩室には二十席ぐらいあり、ほとんどが埋まっている。
「課長、良かったらどうぞ」
鈴木さんの向かい側に座っていた間宮君に言われた。
席はそこしか空いてない。
「ありがとう」
間宮君の左隣に座った。
テーブルを挟んだ向かい側には一瀬君が座ってた。
一瀬君は目が合うと、慌てて逸らした。
間宮君の誘いに乗ってしまったが、一瀬君には迷惑だっただろうか。
「課長がお弁当なんて珍しいですね」
一瀬君の隣の鈴木さんに言われた。
「久しぶりに作ってみたんです」
「課長、自分で作ったんですか!」
間宮君が驚いたように目を丸くした。
「料理するんですか?」
鈴木さんにも言われた。
二人とも本当に驚いてるって感じだ。
一瀬君だけは興味がなさそうにしていた。
混ざって迷惑だったかな。
長野にいた時は週の半分は弁当を持参していた。
真一が高校生だった時まではそのついでに自分の分も作っていた。同じおかずを食べる事で子どもと繋がっている気がして嬉しかった。
「課長、お弁当ですか?」
弁当を持って休憩室に入ると、鈴木さんに言われた。
休憩室には二十席ぐらいあり、ほとんどが埋まっている。
「課長、良かったらどうぞ」
鈴木さんの向かい側に座っていた間宮君に言われた。
席はそこしか空いてない。
「ありがとう」
間宮君の左隣に座った。
テーブルを挟んだ向かい側には一瀬君が座ってた。
一瀬君は目が合うと、慌てて逸らした。
間宮君の誘いに乗ってしまったが、一瀬君には迷惑だっただろうか。
「課長がお弁当なんて珍しいですね」
一瀬君の隣の鈴木さんに言われた。
「久しぶりに作ってみたんです」
「課長、自分で作ったんですか!」
間宮君が驚いたように目を丸くした。
「料理するんですか?」
鈴木さんにも言われた。
二人とも本当に驚いてるって感じだ。
一瀬君だけは興味がなさそうにしていた。
混ざって迷惑だったかな。