孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている
あいさつが飛び交う教室。
隣には雪くんがいて、すれ違う人が雪くんに話しかけて、雪くんは笑顔で応える。
一見、いつもと変わらない風景。
「雪ー、今日の体育一緒のグループになろーぜ」
「え〜いいよ〜。ていうかなんの競技だっけ?」
「バスケだよ。今度学年のレクレーションがあるだろ」
「あ〜ね! そうだったそうだった。練習がんばろ〜ね〜」
みんなから見ても、いつもと変わらない雪くん。
変わったのは、わたしに対してだけ。