孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている

「わ! こんなに食べていいんですか!?」


ホールの4分の1カット。なんとも贅沢なボリューム。



「このクリームの匂いキャラメルっぽい? クルミも乗ってるっ、美味しそう……!!」

「合ってる合ってる。練乳をふんだんに使ったキャラメルケーキ。相性のいいホットミルクも一緒にどーぞ」


かたり、と隣にくまさんの絵がついたマグカップが置かれる。



「っ、かわいすぎる……。写真撮ってもいい?」

「好きにすれば」


カシャッと1枚。

よく撮れたのを見て口元が緩んだ。



「ありがとうっ、いただきます!」


口に入れた瞬間に広がるクリームの甘み。
ほわーっとびっくりするくらい幸せな感覚になる。



「んんんぅ美味しい〜っ! クリームのキャラメルがもうキャラメル〜〜って感じ!」


抑えきれない感動がつい飛び出してしまう。
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