孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている
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「はあ、告白する? ばっかじゃねえの……」
雪くんには事前に報告するべきだと思って、帰る前に引き止めた。
だけど案の定、この有様……。
「本領に告白なんかしたら、その気持ち、一生いいように利用されて終わりだっつーの!」
「し、心配してくれるのはありがたいけど、わたしの気持ちだから勝手にさせてよ……!」
「ああ勝手にしろ。おれは忠告したからな。泣き目見ても慰めてやんねーよ」
い、言わない方がよかったかな……。
それからすぐに、向こう側から
「雪ー、今日一緒に帰れるかー?」
というクラスメイトの声。
「うんっ、帰ろ〜。今行くね〜!」
にこにこおひさまスマイル。
2トーンあがった声に、相変わらずだな……と感心する。
「泣かせられたらすぐ言えよ。ぶっころしてやるからな」
───背を向けたあと、ぼそりとつぶやかれた低い声にも、
相変わらずだなあと嬉しくなった。
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「はあ、告白する? ばっかじゃねえの……」
雪くんには事前に報告するべきだと思って、帰る前に引き止めた。
だけど案の定、この有様……。
「本領に告白なんかしたら、その気持ち、一生いいように利用されて終わりだっつーの!」
「し、心配してくれるのはありがたいけど、わたしの気持ちだから勝手にさせてよ……!」
「ああ勝手にしろ。おれは忠告したからな。泣き目見ても慰めてやんねーよ」
い、言わない方がよかったかな……。
それからすぐに、向こう側から
「雪ー、今日一緒に帰れるかー?」
というクラスメイトの声。
「うんっ、帰ろ〜。今行くね〜!」
にこにこおひさまスマイル。
2トーンあがった声に、相変わらずだな……と感心する。
「泣かせられたらすぐ言えよ。ぶっころしてやるからな」
───背を向けたあと、ぼそりとつぶやかれた低い声にも、
相変わらずだなあと嬉しくなった。