孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている
.

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「──ってことなんだよね、どうですか、まりやちゃん」


休み時間に、かくかくしかじかで〜と4人で遊ぶことを伝えると、まりやちゃんは意外にもあっさり頷いてくれた。



「佐々木くんね、犬系男子で実はちょっといいなって思ってたんだ」

「え、ほんと! よかった〜。じゃあ、あとで4人で日程決めよ!」



クラスの男女で遊ぶの、ちょっと青春っぽいし。
人の役に立てた、うれしいって、ちょっと浮かれてたんだと思う。


雪くんには、週末に“まりやちゃんとふたりで遊ぶ”と伝えて、男の子がいることは黙ってた。


ヘンに波風立てたくないし、それが吉だと思ったんだ。


久しぶりに選択肢を間違えたことに

──その時は当然気づくはずもなかった。



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