甘く、溶ける、君に。



だから意外と月曜は好きなんだけど、今日ばかりは千輝くんと会ったらどうしよう、ちゃんと話せるかな、とか、

本当は今すぐ気持ちを伝えてしまいたい、「私も好きだよ」ってそう言ってしまいたいとか、思ってしまって。



そんな私の感覚も、いまはみんなと同じ。

一生月曜日にならなければいいのにって思ってしまった。



……起きたくない。

来てしまった月曜日を認めたくなくて、アラームを止めてからもしばらく布団を頭の上までかぶっていた。


とは言っても起きなきゃいけない。

サボるわけにはいかないって、この見た目通り真面目な私が、サボりたい私に向かって怒ってくるから仕方なく体を起こす。



スマホで時間を確認すると、もう7時前だ。間に合うけど、いつもより全然遅い時間。

もう、いつもの占いも終わってしまってる。何位だったんだろう。気休めでしかないけれど、やっぱり気になる。



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