甘く、溶ける、君に。



「ち、千輝くん……?」


「……じゅーでん」


「……っ」



ぎゅっと、後ろから抱きしめられたから。

だから、私の思考も動きも完全に停止。


私の頭の上に千輝くんの頭が乗るくらい身長差があって、その感覚が私のうるさい心臓をさらに加速させる。



ドキドキいって、身体がほてって、たまらない。



「じゅーでんおわり」



< 301 / 372 >

この作品をシェア

pagetop