君の心が聞こえる。
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菊島くんからもらったチケットの期限が近いこともあって、わたしとメグくんは早速週末に遊園地デートをすることになった。
「センパイ、本当に大丈夫なの?」
「へーき、へーき」
チケットをもらった日からこの当日まで、メグくんに何度も問われた。
「もう、そんな心配そうな顔しないで。イヤホンも一応持ってきたし、何よりメグくんがいるんだから」
ね?と見上げたわたしに、メグくんは「そうだね」と言う。
彼は、週末の遊園地という人が多い場所にわたしが行くことを心配してくれていた。
たしかに、こういう人ごみの多い場所には極力近寄りたくない。
家族で行ったのも一度きりだったし。