私だけを濡らす雨/ハードバージョン
説得
桜木のおじさんには、繰り返し、熱意と危機感を込めて説得したよ…
で、我ながらケッコーイケてたと思う
私の演技?…
***
「…じゃあ、何かい?お姉さんはこのままだと、人を殺したくて自分を抑えきれないから、一緒に住んでるツグミちゃんを殺しちゃうことになる。だから、代わりを探してたって言うのかよ!」
おじさん、ようやく熱くなってきたわん❣
高拡泡、大粒だし…(笑)
「ええ、そんなとこですよ。でも、難癖つけて裁判相手17人見つけても、みんな法の裁きで冷静に対応されちゃって、ラチあかないって。それでいよいよ、家の近くのあなたに目を付けたんです!」
「信じられないよ、そんなの。いくら何でもさあ…」
うん、フツーだよね、この感覚は
でもね、これ、ホントだし
「初めてだったんです、お姉ちゃんがそんなこと話すのは。2度とは言わないから、今日話した意味をよく考えろって、そう言ったんです、私に」
私の説得っていうか、クロージング、かなりの熱弁だったと思う
***
「…いいですか、おじさん。お姉ちゃんは全部知ってたんです。ケンが私をアレしたらしい(?)ってことも。それで、その兄であるあなたをピックアップした…。あの女、昨夜言ってましたよ。いくら何でも人をぶっ殺すのには、モチベーションとシチュレーションが整っていなくちゃ、さすがの私も迷いが出るって」
おじさん、今度は脂汗タラリだった
そんで、片つばゴクンとひと飲み込みしてから身を乗り出してこう聞き返してきたの
「じゃあ、妹を汚した同級生の兄弟なら、そのモチベーションも高められるから、俺に狙いを…⁉」
「そうです!だから、早く一緒に家に連れてってください。私は血を分けた姉とは、完全に敵になる決心したんですよ!」
「わかった。なら、急ごう…」
”ヤッター!”
おじさんはテーブルのレシートをマッハのスピードで掴むと、私の手を引っ張り喫茶店を後にした
手を引かれる私に、店員さん、ちょっと驚いていたけど、私のカオはニヤていていたんだよね~
桜木のおじさんには、繰り返し、熱意と危機感を込めて説得したよ…
で、我ながらケッコーイケてたと思う
私の演技?…
***
「…じゃあ、何かい?お姉さんはこのままだと、人を殺したくて自分を抑えきれないから、一緒に住んでるツグミちゃんを殺しちゃうことになる。だから、代わりを探してたって言うのかよ!」
おじさん、ようやく熱くなってきたわん❣
高拡泡、大粒だし…(笑)
「ええ、そんなとこですよ。でも、難癖つけて裁判相手17人見つけても、みんな法の裁きで冷静に対応されちゃって、ラチあかないって。それでいよいよ、家の近くのあなたに目を付けたんです!」
「信じられないよ、そんなの。いくら何でもさあ…」
うん、フツーだよね、この感覚は
でもね、これ、ホントだし
「初めてだったんです、お姉ちゃんがそんなこと話すのは。2度とは言わないから、今日話した意味をよく考えろって、そう言ったんです、私に」
私の説得っていうか、クロージング、かなりの熱弁だったと思う
***
「…いいですか、おじさん。お姉ちゃんは全部知ってたんです。ケンが私をアレしたらしい(?)ってことも。それで、その兄であるあなたをピックアップした…。あの女、昨夜言ってましたよ。いくら何でも人をぶっ殺すのには、モチベーションとシチュレーションが整っていなくちゃ、さすがの私も迷いが出るって」
おじさん、今度は脂汗タラリだった
そんで、片つばゴクンとひと飲み込みしてから身を乗り出してこう聞き返してきたの
「じゃあ、妹を汚した同級生の兄弟なら、そのモチベーションも高められるから、俺に狙いを…⁉」
「そうです!だから、早く一緒に家に連れてってください。私は血を分けた姉とは、完全に敵になる決心したんですよ!」
「わかった。なら、急ごう…」
”ヤッター!”
おじさんはテーブルのレシートをマッハのスピードで掴むと、私の手を引っ張り喫茶店を後にした
手を引かれる私に、店員さん、ちょっと驚いていたけど、私のカオはニヤていていたんだよね~