【続】酔いしれる情緒


「橋本さんが…好きです…」



きっと赤い私の顔。


その顔を見てフッと鼻で笑う橋本さん。



「そろそろ慣れてもらわないと困るな」

「なにがですか…?」

「そのうち由紀子も橋本になる。
なら、呼び方を変えてもらわないと」

「………、………えっ!?」

「なんだ、嫌か?」

「え、いやっ、その…」

「まあ拒否権は無いに等しいが」



不敵に笑う橋本さんに身体を押され、ソファーに倒れる私。



「っ……!」

「春が言うには、手に入れたいものは捕まえておかないといけないらしい。」

「は…しもと、さ……っ」

「だからちょっと手荒な真似をさせてもらうよ。」



その言葉と共に、橋本さんは私に甘いキスをする。


拒否なんて微塵もない。



「……これからもずっと大好きです。」

「…ああ、知ってるよ。」



私を救ってくれた貴方と人生を共に。




[完]





──────────────────


長きに渡りご愛読ありがとうございました!
沢山のいいねもありがとうございます…!
ほんとーーーに感謝でいっぱいです(´;ω;`)

次の作品も(まだ未定ではありますが…)皆様にハマっていただけるよう精進して参ります!!!

ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)またお会いしましょう〜!

桐沢奈玲
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