【続】酔いしれる情緒
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「暗くなってきたね〜」
カフェを出て、またお店をまわって。
少しすれば街灯が灯り始めた。
「俺の行きたいところばかり付き合ってもらってたけど、凛も何かしたいことない?」
「したいこと…」
急にそう聞かれてもなー…っと。
そう思いながらも、ちゃんと考える私。
なんだかこのまま家に帰るのもちょっと違う気がしたから。
やっと休みが被った日。
そんな日はもう少し満喫したい。
ふと周りを眺めてみると
暗闇の中で一際輝く乗り物が瞳に映る。
その途端にふつふつと欲が込み上げて
「あれ、乗りたい。」
「観覧車?」
「うん」
今日は天気も良くて雲ひとつない空だった。
高いところからこの街を眺めればきっと綺麗な景色が見られるんだろうなって。
「観覧車ねー…」
なんか意外って言いたそうな顔。
「凛ああいうの好きなの?」
「好きっていうか……久しぶりに乗りたいなって思って。」
「そっか。じゃあ乗ろう!」
寒空の下、春は周りの目を気にすることなく私の手をとって繋いだ。
「暗くなってきたね〜」
カフェを出て、またお店をまわって。
少しすれば街灯が灯り始めた。
「俺の行きたいところばかり付き合ってもらってたけど、凛も何かしたいことない?」
「したいこと…」
急にそう聞かれてもなー…っと。
そう思いながらも、ちゃんと考える私。
なんだかこのまま家に帰るのもちょっと違う気がしたから。
やっと休みが被った日。
そんな日はもう少し満喫したい。
ふと周りを眺めてみると
暗闇の中で一際輝く乗り物が瞳に映る。
その途端にふつふつと欲が込み上げて
「あれ、乗りたい。」
「観覧車?」
「うん」
今日は天気も良くて雲ひとつない空だった。
高いところからこの街を眺めればきっと綺麗な景色が見られるんだろうなって。
「観覧車ねー…」
なんか意外って言いたそうな顔。
「凛ああいうの好きなの?」
「好きっていうか……久しぶりに乗りたいなって思って。」
「そっか。じゃあ乗ろう!」
寒空の下、春は周りの目を気にすることなく私の手をとって繋いだ。