無意識ストレイト



彼方くんは、真剣な顔。

それだけ真悠への本気さが伝わってきて、それが苦しい。


正直、真悠は彼方くんになら何を貰っても嬉しがると思うけどな。


いつもいつも真悠は彼方くんの話ばっかりだし。



「私はやっぱりアクセサリー貰ったら嬉しいかなぁ。真悠もっていうか女子はみんな嬉しいと思う」



……私は今、普通に話せているのだろうか。

なんでまだ私は彼方くんを諦めきれていないんだろう。


わかってるのにな、私が1番わかってるのに。



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