⚠溺愛注意予報
「ありがとう」


所詮二番煎じだが、奈緒に喜んで貰えた事が幸せで堪らない。

皿を洗う事さえ幸せに思えるから恋っていうのは不思議な感じだ。


「奈緒」
「奏。どうしたの!?」


でも、俺が皿を洗っている間に奏が奈緒に話し掛けているのは気に食わない。

2人の世界を作るなよなんて考えながら、耳を研ぎ澄ませた__


「今日の宿題終わった?」
「まだだよ!」
「分かんない所有ったら、俺教えるから何時でも部屋においで」
「多分有るから教えて、ね……」


気に食わない__
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