⚠溺愛注意予報
そんな奏を冷めた目で見つめていた風が口を開いた。


「俺も、2年の問題なら奈緒に教えれる!
奈緒!分からない所有る?」


何故かそんな事を口にする風。奏に教わっている所だから気まずい。

それに、歳下の風に教えられるのは何とも言えない気持ちになってしまう。


「大丈夫だよ。
今日、分からなかった部分は理解出来たから……」
「そっかぁ」
「なあ、風」
「奏。どうしたの?」
「奈緒だって、自分より年下に勉強習う訳にはいかないだろ__」


……


< 114 / 150 >

この作品をシェア

pagetop