⚠溺愛注意予報
「血も繋がってないし」
「……」


私の事を大切にしてくれていたのに……。ショックを隠せず目が潤んでしまう。


これ以上、奏の傍に居たら泣いてしまうと思いベッドから立ち上がるとカーテンに手を伸ばした。

その瞬間、視界がグラリと揺れる。


あれっ。奏の腕の中に居る。しかも顔の距離が近過ぎる。


毎日見ている顔だけど、美し過ぎて緊張してしまう。

だよね……。
こんな綺麗な遺伝子と私が同じな訳無い。


本当の家族と思っていたのに、泣きそうだ。
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