⚠溺愛注意予報
もういっそ、嫌われても良いから奈緒を手に入れたい。

そうも考えたが、少し泣かれただけでアタフタしてしまう自分にそんな度胸は無かった。

兄としてでも良いから、奈緒の傍に居れる道を選択してしまう。


怖い物なんて無かったはずなのに__

奈緒と会ってからの俺は臆病で……、何かを犠牲にする度胸も無い癖に願望だけが肥大していく。



「奈緒」
「奏。本当に私の事妹だって思ってくれる?」


そんな事出来るか__


「うん……」
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