⚠溺愛注意予報
「あー、俺があと1年早く産まれてたら、奈緒と同じクラスだったのに!!!」


確かに、そうですね……。


「先生来てますよ?」
「そうだねえ」
「……自分の教室に戻った方が」
「やだよ。つまらない!!」


今にもクーンと泣き出しそうな顔でこちらを見つめて来る風は、周りなんてお構い無しだ。


「君!このクラスの生徒じゃ無いね……。
自分の教室に戻りなさい……」
「え、やだよ。奈緒と一緒の教室が良い!!!」


先生にまで駄々をこねる風は、正直頭のネジが数本外れていると思う。
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