冷徹パイロットは極秘の契約妻を容赦ない愛でとろとろにする

罪悪感に苛まれた私は全力で首を縦に振る。

「どうしたらいいですか？　私にできることは⁉」

「合コンよ、合コン。あなた可愛いんだから客寄せパンダになってちょうだい」

「え？　は、はぁ」

私の返事を聞くなり、彼女は満足そうな表情でスマホを取り出し、さっそく私とスケジュールの擦り合わせに取り掛かる。
テキパキと予定を組まれ、私はただそれを見守ることしかできない。

（体調管理ができていなかったせいで、先輩の大切な予定を壊すことになってしまった。合コンに参加するだけで彼女のお気持ちが晴れるなら……）

って思ったけれど、私結婚してるんだった。
でも、本当の結婚ではない。
この場合、駆さんに許可はとるべきなのだろうか？