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四月一日ニ生マレテ
電車に乗って
で、なのだが今回は街中のガレージが無い施設の為、三竹とは「ほっちょぅ」の最寄駅で待ち合わせた。
私の方が先に駅に来て余裕綽々で三竹を待ってやる~と計画してたのに…
三竹が以前の黒装束(笑)で行き先切符を二枚買ってくれていた。
今、電車発車の一時間前なんですけども(汗)
ひゃ~と焦る私に「白文鳥さん達に対する姿勢がよろしい」と切符をわたされ、頭くしゃをされた。
さすがに今回はテンパらなかったものの、頭くしゃは普通アモーレ(妻君様)だろと腹の中でつっ込んだら、更に冷静になれた。
頭くしゃ、そういえば社長もしてたよな?なんだろこの違い。
「ほっちょぅ」の最寄駅は始発駅では無い為、座席は一人分しか開いてなかったのだが、文鳥オタの三竹にレディーファーストされ、つり革を持つ三竹の目の前に座らせられた。
ちょっと嬉しい。
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一時間ぐらいつり革を持つ三竹を見てた。
通りすぎてく窓の景色も途中で忘れてしまった。
何でだろ…
三竹、姿勢崩さないけど疲れないのかな?
(この時は椅子を譲る案が思いつかなく(汗))
脚、細くて長いな
とか
私の三竹より短足は、むくんでるな(>_<)
とか
ぼんやり思った。
白文鳥様達の取材という、美味しい仕事が気にいって、以前の様に怒られない様に、規則正しく睡眠を満喫した私なのに…
一緒に駅のホームで電車を待ってたら、文鳥様達との巡り合いよりも、何故か三竹の体調の方が気になった。
しんどくないのかな?
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肩にもたれかかって
ブリーダーさんの家の最寄駅からお宅まで、タクシー(経費)を使った。
私が三竹の体調を心配し「白文鳥様達を興奮させない」為、と強く推しきった。
疲れたソロモンによる、白文鳥様達の緊迫感は、当然心配ながら、三竹の体調が気になった。
駅と電車で二時間、汗も見せずに「ひょうひょう」としたモノだが、白文鳥様は桜文鳥様よりデリケート~と言われてたので、椅子に座ってた私でも足ガクガクなんだと大袈裟な事を言って「文鳥様ファースト」でこうなった。
ただ、ある事があった。
座席奥に座る私に、隣に座る三竹。
なのだが…
こくりと三竹の首がかたむき、私の頬に三竹が接近。
つむられた(両目)ですらイケメン(セクシー系(汗))の三竹の垂れる前髪、顔のぬくもり、そして吐息…
まただ。
疲れて、大切な仕事為、仮眠中の三竹先輩に…
三竹に男を意識してる。
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私、性的要求不満なのか?
文鳥に真摯だからこそ、仮眠しちゃってる三竹に比べて、ダメダメな私に怒りを感じた。
ポーカーフェイスでのりきらず、白文鳥様達の為、無防備な姿で意識を失う三竹と、当たり前の事なのに、私の方が白文鳥様達よりも大切に(信頼はされてるみたいだけど)されて無い事情に…
変な変な気持ち(怒)
まるで彼氏に浮気されて嫉妬してる彼女並(怒)
そう、このタクシーの中では、三竹の妻子を思いやる事が出来なかった(怒)
ごめんなさいとすら思えなかった(怒)