結ばれない二人
カフェの仕事は朝8時半から夜7時半まで。
もちろん残業もある。
仕事が終わって、ロッカーで着替えを済ませてから私は朝修平と別れた駐車場へ向かう。
そこには私より先に仕事が終わった修平が車に乗って待っていた。
私が先に仕事が終わった日は、合鍵で車に乗って待っている。
乗り物全般弱い私。なのに修平の運転する車には酔ったことがない。
「お疲れ」
「お疲れ様」
助手席に座ると修平は私の手に何かを渡してきた。
「ん?」
不意に渡されたそれを見ると
「肉まん。腹減って、さっき買ってきた。少し冷めちゃったな。ごめん。」
と修平は自分のポケットからもうひとつ同じ物を出す。
「食べて待ってたらいいのに」
「一緒に食べるからいいんだろ」
と、修平は大きな口で肉まんにかぶりついた。
もちろん残業もある。
仕事が終わって、ロッカーで着替えを済ませてから私は朝修平と別れた駐車場へ向かう。
そこには私より先に仕事が終わった修平が車に乗って待っていた。
私が先に仕事が終わった日は、合鍵で車に乗って待っている。
乗り物全般弱い私。なのに修平の運転する車には酔ったことがない。
「お疲れ」
「お疲れ様」
助手席に座ると修平は私の手に何かを渡してきた。
「ん?」
不意に渡されたそれを見ると
「肉まん。腹減って、さっき買ってきた。少し冷めちゃったな。ごめん。」
と修平は自分のポケットからもうひとつ同じ物を出す。
「食べて待ってたらいいのに」
「一緒に食べるからいいんだろ」
と、修平は大きな口で肉まんにかぶりついた。