星と月と恋の話
第1章
――――――きっかけは、ある日の放課後。
友人四人と一緒に、カラオケルームに遊びに行った。
そこで、仲間の一人が、とある提案をした。
「一人一曲ずつ歌って、採点勝負しようぜ」
と。
「へぇ?良いじゃん、面白そう」
「良いよ、やろう」
ただわいわいと歌うだけでは、既に物足りなさを感じていたらしい仲間達は、次々と同異した。
そして、この私も。
「楽しそうね、良いよ」
何も考えず、私はそう言っていた。
すると、提案者の仲間がにやりと笑った。
「ただし、点数が一番低かった奴は罰ゲームな」
思えばこのときに、それならやっぱりやめる、と言っておけば良かったのだ。
だけどこのときの私は、やめる、なんて選択肢は全く思いつかなかった。
むしろ。
「ふーん、面白いじゃん」
罰ゲームと聞いて、むしろ面白そうだと思っていた。
罰ゲームを受けるのは嫌だけど、でもどうせ、大した罰ゲームではあるまい。
「ちなみに、どんな罰ゲーム?」
「それはやってからのお楽しみ。得点が一位だった奴が罰ゲームを決める、ってことで」
「えー、何それ。やば〜」
私達はそう言って、けらけらと笑っていた。
どんな罰ゲームを、誰が受けることになるのか分からない。
スリルがあって、面白い遊びだと思っていた。
そして実際始まってみると、その遊びは楽しかった。
友人四人と一緒に、カラオケルームに遊びに行った。
そこで、仲間の一人が、とある提案をした。
「一人一曲ずつ歌って、採点勝負しようぜ」
と。
「へぇ?良いじゃん、面白そう」
「良いよ、やろう」
ただわいわいと歌うだけでは、既に物足りなさを感じていたらしい仲間達は、次々と同異した。
そして、この私も。
「楽しそうね、良いよ」
何も考えず、私はそう言っていた。
すると、提案者の仲間がにやりと笑った。
「ただし、点数が一番低かった奴は罰ゲームな」
思えばこのときに、それならやっぱりやめる、と言っておけば良かったのだ。
だけどこのときの私は、やめる、なんて選択肢は全く思いつかなかった。
むしろ。
「ふーん、面白いじゃん」
罰ゲームと聞いて、むしろ面白そうだと思っていた。
罰ゲームを受けるのは嫌だけど、でもどうせ、大した罰ゲームではあるまい。
「ちなみに、どんな罰ゲーム?」
「それはやってからのお楽しみ。得点が一位だった奴が罰ゲームを決める、ってことで」
「えー、何それ。やば〜」
私達はそう言って、けらけらと笑っていた。
どんな罰ゲームを、誰が受けることになるのか分からない。
スリルがあって、面白い遊びだと思っていた。
そして実際始まってみると、その遊びは楽しかった。