星と月と恋の話
第18章
――――――それは、私の不摂生な生活が改善され。
3月に入り、そろそろ一年生も終わる…と同時に。
悪名高き、学年末テストが近づいている頃のこと。
「ねぇ星ちゃん。見てこれ。可愛くない?」
「うわっ、本当だ。綺麗だね」
放課後。
真菜が、ファッション誌の1ページを見せてきた。
そこには、綺麗な青い薔薇のブローチをつけて、ポーズを決めたモデルの写真が載っていた。
こんな素敵なブローチ、何処に売ってるんだろ。
私はそのとき、ふと冗談を思いつき。
真菜に、ねだるように言った。
「丁度良いや。私の誕生日プレゼント、このブローチにしてよ」
「えぇ〜っ!さすがに予算オーバーだって!」
「ふふ、冗談冗談」
本当に欲しがってる訳じゃないよ。言ってみただけ。
すると。
「あ、そっか。星ちゃん、もうすぐ誕生日なんだっけ」
と、一緒に雑誌を捲っていた海咲が言った。
…海咲…。あんた、忘れてたの?
3月に入り、そろそろ一年生も終わる…と同時に。
悪名高き、学年末テストが近づいている頃のこと。
「ねぇ星ちゃん。見てこれ。可愛くない?」
「うわっ、本当だ。綺麗だね」
放課後。
真菜が、ファッション誌の1ページを見せてきた。
そこには、綺麗な青い薔薇のブローチをつけて、ポーズを決めたモデルの写真が載っていた。
こんな素敵なブローチ、何処に売ってるんだろ。
私はそのとき、ふと冗談を思いつき。
真菜に、ねだるように言った。
「丁度良いや。私の誕生日プレゼント、このブローチにしてよ」
「えぇ〜っ!さすがに予算オーバーだって!」
「ふふ、冗談冗談」
本当に欲しがってる訳じゃないよ。言ってみただけ。
すると。
「あ、そっか。星ちゃん、もうすぐ誕生日なんだっけ」
と、一緒に雑誌を捲っていた海咲が言った。
…海咲…。あんた、忘れてたの?