星と月と恋の話
…つくづく、とんでもないことをしてくれた。
言うまでもないが、湯野っち達のことだ。
同じクラスになれて、あんなに喜んでたのに。
今となっては、別々のクラスになれば良かったと思っているくらいだ。
それでも湯野っち達は、全く気にすることなく。
今頃は、自分が今日罰ゲームを行ったことさえ忘れてるんだろうな。
でも緋村君はきっと、いや…絶対、忘れてないはずだ。
気を悪くしただろう。嫌な気持ちになっただろう。
傷ついただろうな。
久露花さんも、今朝は罰ゲームの意味が分かってなかったみたいだけど。
彼女も今頃は、罰ゲームの意味に気づいて、そして憤慨しているはずだ。
それなのに、二人を傷つけた張本人の湯野っちは、もう今日のことなんて忘れて、今頃楽しそうに笑ってるんだよ。
信じられないけど、これが事実なのだ。
私だって少し前までは、それが普通だったのだ。
あんな光景を見せられて、結月君はどう思っただろう。
あんなことをする人達と、私が友達だって知って、どんな気持ちだったろう。
自宅に帰ってから、私は半泣きでスマホを握り締めていた。
結月君に電話しようか、メールしようかと、そもそも連絡するべきなのかと、さっきからずっと葛藤している。
結月君の方から連絡してくれれば良いけど、彼の性格からして、それは多分ない。
…朝、結月君に言われた言葉が、ずっと頭の中をぐるぐるしてる。
別れても良いって、何よ。
相応しくないって、何よ。どういう意味よ。
何でそんなこと言うの。
お前も湯野っち達と同類なんだろう、って?
少し前までは、確かに同類だったかもしれないけど。
今は違うんだよ。今は…あんな酷い罰ゲームをして、平気な顔をしていられる人間じゃない。
私は反対したんだよ。やめようって言った。
でも、やめてくれなかったんだよ。
私のいないところで、湯野っち達が勝手に決めちゃったんだよ…。
私の前で相談していたなら、絶対に止めてた。絶対にあんなことはさせなかったのに…。
「何で相応しくないなんて言うのよ…。馬鹿…」
私は滲み出る涙を拭った。
こんなつまんない、馬鹿なことで。
私達の関係は、それで終わりだって言うの?
言うまでもないが、湯野っち達のことだ。
同じクラスになれて、あんなに喜んでたのに。
今となっては、別々のクラスになれば良かったと思っているくらいだ。
それでも湯野っち達は、全く気にすることなく。
今頃は、自分が今日罰ゲームを行ったことさえ忘れてるんだろうな。
でも緋村君はきっと、いや…絶対、忘れてないはずだ。
気を悪くしただろう。嫌な気持ちになっただろう。
傷ついただろうな。
久露花さんも、今朝は罰ゲームの意味が分かってなかったみたいだけど。
彼女も今頃は、罰ゲームの意味に気づいて、そして憤慨しているはずだ。
それなのに、二人を傷つけた張本人の湯野っちは、もう今日のことなんて忘れて、今頃楽しそうに笑ってるんだよ。
信じられないけど、これが事実なのだ。
私だって少し前までは、それが普通だったのだ。
あんな光景を見せられて、結月君はどう思っただろう。
あんなことをする人達と、私が友達だって知って、どんな気持ちだったろう。
自宅に帰ってから、私は半泣きでスマホを握り締めていた。
結月君に電話しようか、メールしようかと、そもそも連絡するべきなのかと、さっきからずっと葛藤している。
結月君の方から連絡してくれれば良いけど、彼の性格からして、それは多分ない。
…朝、結月君に言われた言葉が、ずっと頭の中をぐるぐるしてる。
別れても良いって、何よ。
相応しくないって、何よ。どういう意味よ。
何でそんなこと言うの。
お前も湯野っち達と同類なんだろう、って?
少し前までは、確かに同類だったかもしれないけど。
今は違うんだよ。今は…あんな酷い罰ゲームをして、平気な顔をしていられる人間じゃない。
私は反対したんだよ。やめようって言った。
でも、やめてくれなかったんだよ。
私のいないところで、湯野っち達が勝手に決めちゃったんだよ…。
私の前で相談していたなら、絶対に止めてた。絶対にあんなことはさせなかったのに…。
「何で相応しくないなんて言うのよ…。馬鹿…」
私は滲み出る涙を拭った。
こんなつまんない、馬鹿なことで。
私達の関係は、それで終わりだって言うの?