星と月と恋の話
先にくじを引いた真菜と海咲は。
「おっ、やったー!私、踊り第1グループだって」
と、真菜。
羨ましい。
「あ、私は踊りの第3グループだわ」
と、海咲。
こっちも羨ましい。
踊りのグループは5〜6人で1グループ、それが第1から第3の、計3グループで行う。
つまり、踊る人は15人くらい。
他の雑用が、合わせて10人くらいだから…。
一応、踊りのグループに配属される確率の方がちょっと高いってことになる。
まぁ、ほぼ半々ではあるけど。
そして真菜と海咲は、見事踊りのグループに配属された。
私もそっち側に行きたい。
更に。
「お、俺も踊る方だわ。第1グループだ」
と、正樹。
あんたも大概、運が良いわよね。
で、いざ私の番。
クラス委員が私の前に来て、あみだくじの結果を開いてみせた。
「星野さんは…はい、アンケート係ね」
「…」
もうね。
運命の女神様、最近私に対して悪戯が過ぎない?
これくらいなら良いでしょwみたいなノリで、私に貧乏くじ押し付けてるよ、きっと。
これくらいなら良いでしょ、じゃないの。
良くないわよ。
「あはは。星ちゃんお疲れ〜」
「今年は運がなかったね」
海咲と真菜の、慰めの言葉が切ない。
そりゃ良いわよ、あなた達は勝ち組だもん。
せめて音響ならまだマシだったのに。
アンケート係なんて、思いっきり裏方仕事どころか。
ステージを見ることもないじゃない。ひたすらアンケート用紙を配って、集めて、集計するだけ。
泣けるよ、いっそ。
「元気出せよ、星野。俺もステージ設営担当だから」
と、隆盛が言った。
そうなんだ。隆盛も踊りのグループからは外れたのね。
ステージ設営とは。力仕事ね。
アンケート調査なら、力仕事は任せられることはないから、その点は安心だけど…。
「確かアンケート係って、もう一人いたわよね」
「あぁ。確か二人一組だ」
「へぇ、じゃああと一人は誰にな、」
と、言いかけたそのとき。
「はい、三珠君は…アンケート調査係ね」
「あ、はい分かりました…」
と、いう。
クラス委員と結月君の声が聞こえてきて、撃沈。
…運命の女神様。
これくらいなら良いでしょ、の幅が、あまりにも広過ぎない?
「おっ、やったー!私、踊り第1グループだって」
と、真菜。
羨ましい。
「あ、私は踊りの第3グループだわ」
と、海咲。
こっちも羨ましい。
踊りのグループは5〜6人で1グループ、それが第1から第3の、計3グループで行う。
つまり、踊る人は15人くらい。
他の雑用が、合わせて10人くらいだから…。
一応、踊りのグループに配属される確率の方がちょっと高いってことになる。
まぁ、ほぼ半々ではあるけど。
そして真菜と海咲は、見事踊りのグループに配属された。
私もそっち側に行きたい。
更に。
「お、俺も踊る方だわ。第1グループだ」
と、正樹。
あんたも大概、運が良いわよね。
で、いざ私の番。
クラス委員が私の前に来て、あみだくじの結果を開いてみせた。
「星野さんは…はい、アンケート係ね」
「…」
もうね。
運命の女神様、最近私に対して悪戯が過ぎない?
これくらいなら良いでしょwみたいなノリで、私に貧乏くじ押し付けてるよ、きっと。
これくらいなら良いでしょ、じゃないの。
良くないわよ。
「あはは。星ちゃんお疲れ〜」
「今年は運がなかったね」
海咲と真菜の、慰めの言葉が切ない。
そりゃ良いわよ、あなた達は勝ち組だもん。
せめて音響ならまだマシだったのに。
アンケート係なんて、思いっきり裏方仕事どころか。
ステージを見ることもないじゃない。ひたすらアンケート用紙を配って、集めて、集計するだけ。
泣けるよ、いっそ。
「元気出せよ、星野。俺もステージ設営担当だから」
と、隆盛が言った。
そうなんだ。隆盛も踊りのグループからは外れたのね。
ステージ設営とは。力仕事ね。
アンケート調査なら、力仕事は任せられることはないから、その点は安心だけど…。
「確かアンケート係って、もう一人いたわよね」
「あぁ。確か二人一組だ」
「へぇ、じゃああと一人は誰にな、」
と、言いかけたそのとき。
「はい、三珠君は…アンケート調査係ね」
「あ、はい分かりました…」
と、いう。
クラス委員と結月君の声が聞こえてきて、撃沈。
…運命の女神様。
これくらいなら良いでしょ、の幅が、あまりにも広過ぎない?