記憶屋【生徒会長・いじめられっ子篇】
数人の男子がお弁当を食べている私の周りを取り囲んだ。

そして私の弁当を取り上げると、弁当箱を逆さまにして、中身を床に落として踏みつけた。

「こんな弁当、豚だって食わねえよ」

「死ねよ!」

ママが朝早く起きて、一生懸命に作ってくれたお弁当をそんな風にされて悲しくて涙が出た。

そんな事が何度かあって、お弁当を持ってくるのをやめた。

今は屋上で1人寂しくパンを食べるのが日課になっている。
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