ガキ大将と猫(溶け合う煙 side story)
1.苦手な先輩
「あ、彼女は私の同期です。待っている間一緒に話をしていたの。佳代、こちらがトーマスさん。」
今朝、同期の梨沙がライターを忘れ、スモーキングエリアで貸してくれた外国人とこれから会うというので、待ち合わせの会社のエントランスまで好奇心からついてきた。
「は、、初めまして。」
小柄な私は思いっきりトーマスさんを見上げた。
ハリウッド俳優見たいな容姿に見惚れてしまう。
「こちらこそ初めまして。ぜひ、ご一緒にと誘いたいのだが、今日は理沙を口説かなければならないんだ。申し訳ないが、この後はご遠慮願えるだろうか?」
えっ!?
外国の人って、こんなにもストレートなの!?
「え、あ、もちろんです。私はこれで!」
そう言うと、恥ずかしさとあまり駅へと向かって猛ダッシュをした。
…びっくりした!
さすが梨沙!あんな素敵な人にあれほど大胆に口説かれるなんて凄い!
確かCEOって名刺に書いてあった!
本物の王子様じゃんっ!!!
梨沙は小柄で童顔な私と違い、スラットして大人のいやらし過ぎない色気がある。
その上、真面目で努力家だ。
最近、梨沙の浮いた話なんてなかったので、自分のことのように嬉しく思う。
『ドンっ!!』
…えっ?
『ガチャガチャーン』
痛っ…。
慌てて駅に向かっていたので駅から来た人とぶつかってしまい、跳ね返った勢いのまま尻もちをつく。
転んだ拍子に鞄の中身を歩道にぶちまけてしまった。
「…っぁた。」
「相変わらずお前は落ちつきがないなぁー。ちょっとは周りを見ろよ。」
今朝、同期の梨沙がライターを忘れ、スモーキングエリアで貸してくれた外国人とこれから会うというので、待ち合わせの会社のエントランスまで好奇心からついてきた。
「は、、初めまして。」
小柄な私は思いっきりトーマスさんを見上げた。
ハリウッド俳優見たいな容姿に見惚れてしまう。
「こちらこそ初めまして。ぜひ、ご一緒にと誘いたいのだが、今日は理沙を口説かなければならないんだ。申し訳ないが、この後はご遠慮願えるだろうか?」
えっ!?
外国の人って、こんなにもストレートなの!?
「え、あ、もちろんです。私はこれで!」
そう言うと、恥ずかしさとあまり駅へと向かって猛ダッシュをした。
…びっくりした!
さすが梨沙!あんな素敵な人にあれほど大胆に口説かれるなんて凄い!
確かCEOって名刺に書いてあった!
本物の王子様じゃんっ!!!
梨沙は小柄で童顔な私と違い、スラットして大人のいやらし過ぎない色気がある。
その上、真面目で努力家だ。
最近、梨沙の浮いた話なんてなかったので、自分のことのように嬉しく思う。
『ドンっ!!』
…えっ?
『ガチャガチャーン』
痛っ…。
慌てて駅に向かっていたので駅から来た人とぶつかってしまい、跳ね返った勢いのまま尻もちをつく。
転んだ拍子に鞄の中身を歩道にぶちまけてしまった。
「…っぁた。」
「相変わらずお前は落ちつきがないなぁー。ちょっとは周りを見ろよ。」
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