ガキ大将と猫(溶け合う煙 side story)
…げっ。
同じ営業課の武藤 響!!!!
彼は私の二つ上の先輩で、私は彼と同じ営業課で営業事務をしている。
入社した時から、細かく文句をつけてきたり、意味もなく絡んできたりしてくるので、なるべく関わらないようにしている。
…ぁあ、面倒な人とぶつかっちゃった。
今日は厄日かも…。
「おいっ、山城!聞いてんのか!?」
武藤先輩が私の荷物を拾い集めながら強めの口調で言う。
先程のトーマスさんとはえらい違いだ。
「はい。ちゃんと聞いてますっ。」
返事をしながら荷物を受け取り鞄にしまう。
「あっ!」
「えっ?どーした?」
「…スマホが、割れてしまっていて…。電源が入らない…。」
「はぁーっ。全く何やってんだよ。交通ICもスマホにしてんだろー?これじゃあ、使えないじゃねーか。」
「まぁ…、はぃ。」
「あー、めんどくせーなぁ。オレ、一度会社に戻らないといけないから、取り敢えずそこのカフェで待ってろ。」
と、武藤先輩に言われ、1000円札を握らされる。
「切符買えば帰れるので大丈夫です!」
しっかり断ったつもりなのだが、
「スマホのショップも行かなきゃダメだろっ?いいから黙って待ってろ。未成年は保護者の同意が必要だからなっ!」
「(はっ!?)ちゃんと成人してます。」
彼の言葉にイラっとし、軽く睨みつける。
同じ営業課の武藤 響!!!!
彼は私の二つ上の先輩で、私は彼と同じ営業課で営業事務をしている。
入社した時から、細かく文句をつけてきたり、意味もなく絡んできたりしてくるので、なるべく関わらないようにしている。
…ぁあ、面倒な人とぶつかっちゃった。
今日は厄日かも…。
「おいっ、山城!聞いてんのか!?」
武藤先輩が私の荷物を拾い集めながら強めの口調で言う。
先程のトーマスさんとはえらい違いだ。
「はい。ちゃんと聞いてますっ。」
返事をしながら荷物を受け取り鞄にしまう。
「あっ!」
「えっ?どーした?」
「…スマホが、割れてしまっていて…。電源が入らない…。」
「はぁーっ。全く何やってんだよ。交通ICもスマホにしてんだろー?これじゃあ、使えないじゃねーか。」
「まぁ…、はぃ。」
「あー、めんどくせーなぁ。オレ、一度会社に戻らないといけないから、取り敢えずそこのカフェで待ってろ。」
と、武藤先輩に言われ、1000円札を握らされる。
「切符買えば帰れるので大丈夫です!」
しっかり断ったつもりなのだが、
「スマホのショップも行かなきゃダメだろっ?いいから黙って待ってろ。未成年は保護者の同意が必要だからなっ!」
「(はっ!?)ちゃんと成人してます。」
彼の言葉にイラっとし、軽く睨みつける。