童貞を奪った責任
後戻りは出来ない.....。
俺はこの日どうかしていたのかも知れない。
女の手を取って、人生で初めて来店するラブホテルは、想像を絶する。
「本当にいいの?なんか意外、慣れてなさそうね。」
フフっと鼻で笑った女に、俺は恥を忍んで自分が童貞であることを告げたのだ。
「女の抱き方なんか分からねー。」
でも、触れてみたくなったのだ。この女の身体に.....。
女の身体に触れた時、柔らかい感触に動揺して、指先が震え上がった。
女の裸なんて初めて見た。ずっと男達に囲まれて生活して、会社では女性を雇ってはいたが、一切絡む事をしなかった。
俺の動きがぎこちなかったのか、手を絡み取られて、女にリードしてもらう事となる。
ベッドに押し倒されて、絡みつかれても不快とは思わなかった。
「いいよ、私が気持ち良くしてあげる。」
何も知らない俺の身体に触れる女は、温かく柔らかく....包み込んだ。
その日の俺はどうかしてた。
されるが儘だった。
女に手解きされて、勃起したソレが、女の中に入ると.....
それはもう....快感で、頭が可笑しくなりそうだった。