王太子と婚約した私は『ため息』を一つ吐く~聖女としての『偽りの記憶』を植え付けられたので、婚約破棄させていただきますわ~
第5話 疑いの目と王宮
私は転移させられそして私利私欲のために利用されたことを理由に、そしてユリウス様はそんな私を助けたいという思いで共闘をすることになった。
まず、私と彼は通じ合っていない、協力をしていないふりをすることを前提に、ある連絡手段を考案して実行していった。
王妃側につく王宮の人間にバレないように、執事長の通称じいじが私に手紙を差し出し、その内容にYESならため息、NOならあくびを一つして合図を送って意思疎通を図る。
私から話がある場合は書庫室にある決まった本の27ページ目に手紙を書いて挟み、書庫室長に合図をした。
私が主に王妃以外の人間の切り崩し、そしてユリウス様は外出を伴うような調査、下調べや証拠集めをしていく方針。
こうして二人で王妃と第二王子エリク様を王宮から追放する証拠と手筈を整えていくことにした。
その方針に決まった数日後、私はエリク様からの誘いでお庭で二人きりでお茶をすることになった。
これはエリク様から証拠や証言を聞き出すチャンスだと思い、気を引き締めて望んだ。
まず、私と彼は通じ合っていない、協力をしていないふりをすることを前提に、ある連絡手段を考案して実行していった。
王妃側につく王宮の人間にバレないように、執事長の通称じいじが私に手紙を差し出し、その内容にYESならため息、NOならあくびを一つして合図を送って意思疎通を図る。
私から話がある場合は書庫室にある決まった本の27ページ目に手紙を書いて挟み、書庫室長に合図をした。
私が主に王妃以外の人間の切り崩し、そしてユリウス様は外出を伴うような調査、下調べや証拠集めをしていく方針。
こうして二人で王妃と第二王子エリク様を王宮から追放する証拠と手筈を整えていくことにした。
その方針に決まった数日後、私はエリク様からの誘いでお庭で二人きりでお茶をすることになった。
これはエリク様から証拠や証言を聞き出すチャンスだと思い、気を引き締めて望んだ。