王太子と婚約した私は『ため息』を一つ吐く~聖女としての『偽りの記憶』を植え付けられたので、婚約破棄させていただきますわ~
第9話 揺れる気持ちとお互いの想い
私やユリウス様の集めた証拠や証言をもとに王命で王妃様とエリク様が断罪された数日後のこと。
王妃様は国外に永久追放となり、そしてエリク様は辺境の地にて農業に従事するようにとのお達しが出たそう。
一方、やっとの思いで窮屈な王宮での生活から自由を手に入れた私は、リアから交代になった新しいメイドのイレナに挨拶をする。
「これからユリエ様のお世話をさせていただきます、イレナと申します。よろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしくお願いします」
イレナは淡いピンクの髪をしていて、私からみたらメイドどころかお姫様のような見た目をしているな、と思った。
可愛らしいその容姿と声に私はすでにメロメロになっていた。
そして私は王宮内でもリーディアから『ユリエ』と呼ばれるようになった。
メイドのイレナと談笑していると、ユリウス様が部屋に訪れ謁見の間で王が呼んでいるとのことだったので、二人で向かった。
王妃様は国外に永久追放となり、そしてエリク様は辺境の地にて農業に従事するようにとのお達しが出たそう。
一方、やっとの思いで窮屈な王宮での生活から自由を手に入れた私は、リアから交代になった新しいメイドのイレナに挨拶をする。
「これからユリエ様のお世話をさせていただきます、イレナと申します。よろしくお願いいたします」
「こちらこそよろしくお願いします」
イレナは淡いピンクの髪をしていて、私からみたらメイドどころかお姫様のような見た目をしているな、と思った。
可愛らしいその容姿と声に私はすでにメロメロになっていた。
そして私は王宮内でもリーディアから『ユリエ』と呼ばれるようになった。
メイドのイレナと談笑していると、ユリウス様が部屋に訪れ謁見の間で王が呼んでいるとのことだったので、二人で向かった。