王太子と婚約した私は『ため息』を一つ吐く~聖女としての『偽りの記憶』を植え付けられたので、婚約破棄させていただきますわ~
第12話 お忍びデートは甘く切なく
「ユリエ、デートをしませんか?」
「へ……?」
思わず私はユリウス様の綺麗なお顔を見つめながら情けない声を出してしまった。
それは、婚約したからそういう仲でまわりは見るのだけれど、でも、その……いきなりというかなんというか……。
と言いながら私は顔を真っ赤にしてもじもじとする。
すると、私の手を取ると、眩い笑顔で玄関の方へと私を連れて行く。
「あなたを自由にするとサクラの下で約束をしました。だから王宮の外に出て遊びましょう」
「いいのですか?」
「もちろん、この格好では目立つので少し着替えていただきますが……」
こうしてユリウス様と私はお忍びデートをすることになった。
◇◆◇
「へ……?」
思わず私はユリウス様の綺麗なお顔を見つめながら情けない声を出してしまった。
それは、婚約したからそういう仲でまわりは見るのだけれど、でも、その……いきなりというかなんというか……。
と言いながら私は顔を真っ赤にしてもじもじとする。
すると、私の手を取ると、眩い笑顔で玄関の方へと私を連れて行く。
「あなたを自由にするとサクラの下で約束をしました。だから王宮の外に出て遊びましょう」
「いいのですか?」
「もちろん、この格好では目立つので少し着替えていただきますが……」
こうしてユリウス様と私はお忍びデートをすることになった。
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