恋するgirl☆~永遠の愛~
「私が…恋。」
真子は照れてる。可愛い~~~~!
ん?相手って誰?
「真子、その恋しちゃった人って誰?」
真子は、ちょっと困った顔をして、
「ん…矢吹…さん。」
矢吹さん…
えぇ!!矢吹さんってあの!?
「矢吹さんって、あの矢吹さん!?」
「クールで女に冷たそうなあのイケメン刑事の矢吹さん!?」
私とちなはびっくりしていた。
「うん…。その矢吹さん。」
真子の初恋の人が、凉さんだったなんて…
「でも、私、諦めますから。」
「な、なんで?…」
真子は泣きそうな顔で、
「矢吹さんって、大人で私みたいな高校生の子どもなんて相手にしてもらえないよ……。」
「そんなことないよ…」
「それにね…、昨日婦警さん達の話聞いちゃって。」
「話?」
「うん…。…矢吹さんと夜…
食事して…そのあと…(泣)」
その先は言わなくても分かった。
私とちなは何も言えずにいた…
すると、タロウさんが口を開いた。
「真子ちゃん?諦めちゃだめ。ましてや気持ちを伝えないでなんて絶対に。
それに、もし凉に恋人がいるって知ってたら好きにならなかったの?」
タロウさんが優しく聞く。
「好きになったと思います。」
「でしょ?なら諦めちゃだめよ。」
「…はい。」
そう言った真子の表情は、大人の顔をしていた。
真子…大丈夫。
凉さんはきっと分かってくれるよ。