恋するgirl☆~永遠の愛~


(*真子side*)


私は今、広場の時計台の下にいる。


夏休みのせいか、あちこちでカップルが待ち合わせしていた。


私もその1人なんだよね。


幸せそうな顔。
私はそんな顔…できてるかな?


「真子ちゃん!ごめん、待った?」


響先輩、走ってきてくれたんだ。
そういう所が先輩の素敵なとこだよ。


「いえ。部活お疲れさまです。」


「ありがとー。さて、どこ行く?」


私たちはそれから、街にあるショッピングモールを歩いたりした。


夏休みに入ってから、何回かこうしたデートをした。


でも、

一緒に歩いている時、

映画を見ている時、

ご飯を食べる時、


どんな時も、想ってしまうのは…

響先輩じゃなく、

あの人の事…


「…・・こちゃん、真子ちゃんッ!」


「あ…ごめんなさい。ボーっとしちゃって。」


やだ…また考えてた。


「いいよ。でさぁ、来週のおわりに花火大会あるじゃん?行かない?」


毎年、瞳たちと行っていた花火大会。


「はい。行きたいです。」


私は先輩と花火の約束をして別れた。


その後、タロウさんのお店に行った。



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