恋するgirl☆~永遠の愛~


(*凉side*)


俺は今、街で聞き込み捜査をしている。


課長補佐の役になってからは、こんな直接、捜査に関わることはなかったが、
最近はなにか動いていないと仕事がうまく進まない。


部下の宮川と、あるカフェで聞き込み捜査をしているとき、ふと街中の方に目を向けると、明らかにチャラチャラした男が、女の子をしつこくナンパしていた。


ハァ…ヒマな奴もいるもんだな。


俺は別に気にせず、ほっとこうとした…


が、女の方を見て俺はカフェを飛び出していた。


そしてナンパ男を追い払う。


「――…人の女に手だそうとしてんじゃねぇ。」


男は逃げていった。


ちょっと待てよ。
俺今、人の女とか言ったよな…
彼女は気づいてないな…。ハァ…。


俺は、彼女に自然と笑顔を向けていた。


駄目だ…いつもの俺に戻れ…。


俺は、すぐその場から立ち去ろうと後ろを向いたが、



―――ぎゅっ



彼女が俺のシャツの裾を掴んでた…。


「あ…えっと…ごめんなさい。」


そう言って手を離した。


何か言いたそうな彼女。


「何かあったら、話…聞くから。」


彼女の頭に触れた。


すると真っ赤になった彼女をみて、俺はすぐ仕事に戻った。


やばい…あれは反則だろ。


…可愛いすぎる。


~*凉sideおわり*~


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