恋するgirl☆~永遠の愛~
「あの香織って子、真子ちゃんの彼の事好きなのね…。」
タロウさんがぽつりと呟く。
「真子、香織先輩が響先輩の事…」
「分かってたよ。響先輩もよく香織先輩の事、嬉しそうに話すから。」
響先輩が香織先輩の事を嬉しそうに…
って事は、
「えっ、じゃあもしかして、あの2人って両想い!?」
「きっとそう。」
「でも、なんで真子に告ってるの?」
ちなの言う通りだ…なんで響先輩…
するとタロウさんが、
「きっと、響って子も自分の本当の気持ちを確かめたかったのよ。幼なじみとして好きなのかどうか…」
幼なじみを異性として好きなのかどうか…私も考えた事あったな…。
孝幸がお兄ちゃんみたいな感じで好きなのかどうかって…。
「真子、答えが見つかったの?」
「うん。だからそれを明日、先輩に話そうと思ってる。」
真子のすっきりした顔を見ると、その見つけた答えに自信をもっているのが、すごくよく分かる。
真子、その答えがきっと正確だよ。
真子が見つけた答えだから。