恋するgirl☆~永遠の愛~



「実はさ、この前見ちゃったんだ。真子ちゃんがナンパ男に助けられてるとこ。
…あの人でしょ?真子ちゃんの片想いの相手。」


見られてたんだ…


でも、どうしてその人が好きだって分かったんだろう?


「どうして分かったんですか?」


「ん~、表情…かな?真子ちゃんがあの人を見る顔が、すごく…なんていうか、可愛い…恋してるって顔だったから。」


恋してる顔…か。


「真子ちゃん。行きなよ。今からでも間に合うよ。…きっと伝わるよ。真子ちゃんの気持ち。」


「響先輩ぃ…(泣)」


私の恋を応援してくれる先輩…

優しすぎる。


「ほら。泣かないで。真子ちゃんの隣りにはいるのは俺じゃない、あの人が居るべきだ。…その浴衣姿、見せに行ってきなよ。気持ち…伝えなきゃだろ?」


そうだよね。やっと本当の気持ちが見つかったもん、気持ち伝えなきゃ。


「はい。気持ち伝えてきます。…先輩、ありがとうございました。先輩も香織先輩に気持ち…きっと伝わりますよ。」



私はそう言うと、
走ってある場所へ向かう。


~*真子sideおわり*~


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