恋するgirl☆~永遠の愛~
(*真子side*)
ハァ…ハァ…
浴衣に下駄で走りにくい。
たどり着いた場所…それは警察署。
もちろん、矢吹さんに会うため。
でもさすがに、この格好じゃ中には入れない。
私は矢吹さんが出てくるのを待つことにした。
でも仕事が忙しい矢吹さんが、いつ帰るのかもわからない。
だけど、私はいつまでも待ちます。
この気持ち、伝えなきゃいけない。
とりあえず、私は警察署の近くのベンチに座って待つことにした。
しばらくすると、入口の所に矢吹さんの姿が見えた。
でもその隣りには…
「「矢吹さぁ~ん」」
制服姿じゃない、婦警さん達…
やっぱり矢吹さん、モテちゃうから花火大会に誘われている。
私なんか、やっぱり相手にしてもらえないよね…。
私は泣きそうな気持ちになりながら、ベンチへ座り込んだ。
だけどその時、
「真子ちゃん?」
えっ…
私の前に矢吹さんが立っていた。
~*真子sideおわり*~