恋するgirl☆~永遠の愛~



だけど、君は…――


「矢吹さんのことが大好きです。」


そう言った。



まさか…


こんな俺を…君は好きだと言った…


彼女は今までの事を全て、話してくれた。

俺が、自分の気持ちを認められず、悩んでいる時、彼女も悩んでいた。


色々悩んで、それでも彼女は俺を選んでくれた。


俺の気持ちも、ただひとつ…


俺は彼女をそっと、抱き寄せた。


彼女はすぐ真っ赤になってしまう。
抱き寄せた彼女は、小さくて華奢な体で…


そんな君が、愛おしくてたまらない。


「…俺も、君が好きだ。

…好きで、愛おしくて、
仕事も手につかないくらい。

…俺だけのものになって欲しい。」



彼女は、俺の胸で泣いた。


そんな彼女の顔をそっと上げると、


彼女の小さな可愛い唇に…
そっとキスをした。


女に今までにした事のない優しいキス。



「真子…好きだ。」



「矢吹さん、好きです。」



これからは、刑事としての俺と、一人の女を愛する男としての矢吹 凉でいる。


君を守っていくのも、

君を愛するのも、


俺だけだ。






~*凉sideおわり*~

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