恋するgirl☆~永遠の愛~
~想いが繋がった中1の夏~
それは私が中1で、
孝幸が大学4年のことだった…
「孝幸、遅いなぁー。」
私は夕焼け色の混じった紫色の空をみた。
私はこの時間が大好きだった。
「瞳。遅くなってごめんな。」
「ううん。さっきね、北川さんがジュース買ってくれたよ♪」
北川さんは孝幸のお友達で、よく待ってる私を見かけると、ジュースを買ってくれたりする。いい人なんだ。
なのに、孝幸は
「また、かまわれたのか?
だから家で待っててほしいんだけど」
ムッとして先に歩き出した。
「うぅ"…ごめんね?…たかゆき迷惑だよね…、きらいになっちゃやだよぉ…」
私は嫌われたのかと思い、
泣いてしまった。
すると、孝幸は私の前にくると
私のおでこにそっとキスをした。
いつもこうされると泣き止む私。
「嫌いになんかならないよ?
ただ、瞳が変なことされたら心配なんだよ…?だから泣くな?」
「うん…。泣かない…。」
「ん。…さっ、帰ろ。」
私と孝幸は手を繋いで帰った。
私は優しい孝幸が昔から大好きだった。